6/17/2009

発案者紹介(サマリア)

最初の一歩2
発案者紹介(後半):サマリア
人々は私や夫に、このプログラムの具体的な内容についてどのようにして思いついたのですか、とよく聞きます。実際その問いに答えるためには、ローンが生まれるより随分前の話をしなければなりません。当時私とベアーズは、自分探しの大変特別なプロセスを経験していました。その中で、自分が信じている事柄をひとつひとつ探し出し、現在の恐れ、判断基準、不快感の根底にそのようなものがあることを知り、それを人生のよきものに変えていこう、としていました。だから、ローンが生まれて自閉症と診断される頃までには、私たち夫婦はかなり変わってきていたのです。このように自分を変えてきた存在だったからこそ、この障害を持った子が自分の人生に来たことを実際の行動のごとく歓迎し、彼の不具を我々の機会ととらえました。何の機会かはわからなかったにせよ、絶対悲劇ではない、と受け止めました。彼の存在はいずれ天からの贈り物であることがわかる、と決めたのです。実際そうであったわけです。また、確実に未来は希望的である、と決断したのです。

私達の受容のしかたは、不承認の度合いよりけた違いにより歓迎的で、よりアピール的で、魅力的でなければならなかったのです。実際、私たちを素のまま愛してくれて好きでいてくれる人がそばにいると、それを感じます。より自分をオープンにし、その人と関係を深めようと思います。その反対に、ある人が私たちを裁き、受け入れられないと感じていれば、私たちも違うように行動します。だから、子供も同じなのです。とてもよく感じ取るものです。だから、それが本当に重要です。

最後に、この子が私達の世界に入ってくる道のりが分からないでいるということがはっきりしていました。だから、コミュニケートしたり、つながったりするためには、彼の世界に行かなければならないのです。ちょっと変だなと思う人がいるかもしれませんが、考えてみてください。ここに赤ちゃんがベッドにいます。赤ちゃんは何をしていいかわかりません。ただそこにいるだけです。そこで私たちは何をしましょうか?「アバ、アバ、ゴチョゴチョ」とありとあらゆるおバカな表情や声を出してあやします。なぜでしょう?赤ちゃんがおもしろがって、興味をもってくれるように、笑ってくれるように赤ちゃんに合わせようとするからです。そのとき私たちは、「ちょっとまって、こうすると恥ずかしいわ」とか考えていません。赤ちゃんへの道のりを探しているのであり、実際、それを知っているのです。やり方を知っているのです。完全にほかの世界のことではない。自分がはっきり知っているんだから、「この子はちょっと違うから、自分の手に負えない」と思う必要はないのです。

ベアーズ:私たちはこのIQ30に満たないローンをこちらの世界に呼び入れるために、3年をかけました。そうしてみると、愛らしい、社交的で、政治的、活動的な子供に育ったのです。ディベートのチームに入り、上位のアイビーリーグの大学にはいり、生物医学倫理を修め、卒業したのです。その後西海岸でラーニングセンターを設立し、こちらに帰ってきてここの仕事を手伝い、現在、この協会で働いています。彼自身をこの世界に呼んでくることになったサンライズプログラムを彼自身が教えています。このサンライズプログラムは、ここ、米国自閉症治療センターで教えていますが、驚くべき素晴らしいスタッフたちがここでこれまで、78カ国の世界中からくる何千人という母親と何千という父親たちを助けています。その中でも最も驚くべきことは、最初のサンライズの通過者として現れたローンがこのセンターの最高責任者で、他の多くのそういった人々を教えていることです。
(最初のビデオクリップの後半)