9/05/2009

サンライズプログラム すぐに始めるためのヒント

http://www.autismtreatmentcenter.org/document.php?sectionid=46&documentid=47&filenum=10

ローン・コーフマン

私はよく、こんなにユニークな過去を持っていることをどう思うか、と聞かれます。お話しましょう。ちょっと変で、妙で、おかしいんですが、自分の過去についての一瞬の思い出もないのです。どうやって話したり、学校へいったり、自分の好きな人生を歩んだりしたか、ということ。それは、すべて両親のおかげです。なぜそんなことをいうか、というと、両親は私を信じた。あきらめなかった。他の誰もがあきらめた、信じなかった、そんなときに。それが変化の原因です。それが驚くべき魔法で、あなたも、お子さんのために起こすことができる。私の場合は、自閉症からの完全な治癒。それは本当に非常に感謝しています。でも、もっとすごいのは、両親が私をこんなに自由にしてくれたのに加えてこの米国自閉症治療センターのCEOとなり、この驚くべきチームの人々、仕事を愛し、子供たちを愛し、献身し、子供のために治療する親たちを愛している人々と働けることです。そして、私も自分がしてもらったと同じように、あなた方のお手伝いをすることができます。これがとてもうれしく、感謝に耐えません。こうしてあなたがこのテクニックを習い、子供たちにやってみようとしていることは、本当に絶対喜びであり光栄であり、あなたの旅をいっしょにやりたいと思います。


ブリン・ホーガン

私はマサチューセッツ州シェフィールドにある米国自閉症治療センターの所長です。ここでは、あなたがすぐにでもお子さんの治療に試していただける三つのテクニックを紹介します。私は生涯ずっと障害のある子供たちと接してきました。私はケースマネジャー、ホームヘルスエイド、精神障害のある成人の治療にも携わり、また、障害のある子供の教師もしました。世間で行われているいろいろなことを体験しました。ここでは18年間働いています。これは、私の知るなかで最も愛のある、敬意をもった、効果のあるプログラムです。また、あと二つユニークな関係があります。実は、両親が弟ローンのために考案したのがこのプログラムなのです。だから、兄弟として、その最初からかかわっています。また、夫と私は、自分の娘がこの障害があることを知り、この、他の人々に教えているこのプログラムを自分の家でも使って娘の手助けをしました。それは、人生で最高の経験でした。このプログラムの素晴らしい所は、ただ有益で効果的であるだけではなく、親として、とても気持ちがいいです。それでは、このプログラムの簡単な説明と三つのテクニックを教えます。それを試すことで、このサンライズプログラムがどういうものか、という大体の感覚をもっていただければ、と思います。


ジョイニング(ジョイン)

お子さんの行動で、繰り返し、一人で(排他的に)楽しむ行為があります。それをここではイズムと呼びます。たとえば、手をひらひらさせたり、つま先立ちで歩き回ったり、変な声を出したり、本のページをぱらぱらめくったり、マッチの箱に車をつけたり、モノを一列に並べたりするでしょう。高機能でアスペルガーの子供たちは、自分の好きな話題でずっと話し続けたり、同じことを質問したりします。それは本当に会話して聞きたいのではなく、自分たちのために排他的に、自己刺激的にやっています。私たちには、それに対処する大変ユニークな方法があります。一般的に行われている方法では、それは、よくないことなので、それをなくしてやりとりを増やそうとします。あなたのお子さんが自閉症スペクトラムなら、試したことがあるでしょう。そして、効かなかったでしょう。一時は、イズムのおもちゃを取り上げてみたとしても、他の物でイズムを行い、本当に関係性をもった人間には成長しなかったでしょう。また、モノを子供から取り上げるという行為は、いつも、敬意をもった方法ではやられていません。私たちは、あなたと子供の関係を、インゲージされたものにしたいと思っています。それで、一般のものとは大変違ったアプローチをします。

つまり、その子供の行動にジョイン(参加)します。私たちは、それを、関係を持つための入り口だと考えるからです。

それでは、ジョイニングの説明をします。

それは、子供たちがやる、全く同じ事をやり、彼らとともにやります。そのために、まず最初にやることは、子供をよく観察することです。ページをぱらぱらやる子供は、5ページをいっしょにやっているか、途中で止まって、全体を振ってからまた前のに戻るか・・・とにかく、座ってよく見てください。そして、子供から5,60センチぐらい間を置いてすわり、いっしょにページをぱらぱらやってみます。とにかく子供のやり方を学び、同じゲームをやろうと努力します。彼らのゲームがページぱらぱらだったら、あなたもページぱらぱらゲームをやるのです。彼らとシンクロできるか、それが勝負です。これを最低15分、私ならやります。子供がブロックを並べるなら、あなたも並べます。子どもと同じリズム、同じ間隔で。また、あるパターンで歩くなら、あなたもそのパターンで歩きます。子供が何かのフレーズを何度も言うなら、あなたもそのフレーズを何度も言います。また、彼らの話したいトピックがあるなら、あなたは、とてもわくわくと、入り込んで聞き入ります。興味をもって、聞きたい、もっと聞きたいと思って聞きます。それで、情熱をもってそのトピックの話を聞きます。

大事なことは、それをやるとき、とても真摯に、誠実にやります。だから、あなたは、洗濯物のことや、スーパーでの買い物のことなどを考えないでください。これは、ジョイニングを使ってコネクトしようとすることです。これが子どもの言語なのです。あなたが彼らを愛し、心を砕いている、もっと近くに行きたい、それを彼らのわかる言語で表現するのです。これを最低15分、それを3,4回やることをお勧めします。

あるお子さんは、すぐ反応します。二分以内に、あなたの行動に反応してきたりします。あなたを見たり、よりかかってきたり、自分のものを一緒に使わせてくれたりするのです。あるいは、もっと時間のかかる子供もいます。過去に自分のモノを取り上げられたりした経験などから来ているかもしれません。最初やってみても、子供は反応しないかもしれません。でも、もう一度やってみてください。そして、子供に、「近くにいたい」という気持ちを伝えるのです。これが、子供を真に愛する行動だと考えてください。

私たちのプログラムは、愛、受容、敬意を中心としています。子供を、彼らの理解できないこの世界に来て無理に合わせようとさせたりせず、彼らとともに探索する、尊敬と思いやりをもって。そうすれば、この常道行為が入口で、私たちの温かさ、愛、思いやりを伝えられるようになり、関係、つながりを築いていくようになる。だから、私たちは、子供の世界の中に分け入っていくのです。まだ私たちの世界に来るのをためらっている子供たちのいる世界に行っていっしょにいる。その一緒にいる行為でコネクションをつくり、子供たちに、自分たちの世界へといっしょに来るようにいざなうことができるのです。彼らは中に入る道を教え、私たちは外へ出る道を教えるのです。