愛のある楽な人間関係の秘訣(2)
サマリアの講義(オプション協会)
Secrets for a Loving and Easy Relationship: Part 2
それで、なぜ人が喧嘩をするのかを学びました。それでは、今どのようなことをすることができるでしょうか?最初にお話しした四つの「教えられなかったこと」について詳しく見て行きましょう。
1. 最初はあなたのパートナーを裁くことなく愛すること。どうするのでしょう?彼がこうするし、ああしないし、こんなこともあるのに。そこには、われわれの文化の中にあるビリーフが渦巻いています。どうやって、誰かを裁くことなく愛することができるでしょう?
それでは、紙に線を引いて三つの欄を作ります。最初の(左の)欄には、裁きのリストを書きます。パートナーに対する期待でもいいでしょう。期待もある裁きの形です。パートナーにこれこれするように期待して、もしそうしてくれなかったら裁いてしまう、ということなどがあります。第二の欄(真ん中)には、この裁きの思いを持つことで、何が欲しいのか。その裁きから何を生み出したいのか、もたらしたいのか、を考えてください。疑わずに書いてみてください。「私は、この裁きの思いを持つことにより、何がほしいのか」。第三の欄(右の)には、「望みの物を手に入れるための愛と効果のある方法」を書き込みます。
今はただ一つぐらいしか書く時間がないかもしれません。あとは、このウェブセミナーが終わったところで、ゆっくり腰を据えてリストを全部作ってみてください。最初は左の欄から書き、そして右の欄を埋めてください。
例をあげます。「私は彼が脱いだ服を部屋じゅうに脱ぎ捨てるのを裁いていて、いやだと思っている。」二番目のコラムには、こうやっていやがって、怒ったり裁いたりして不満に思って、目玉がぐるぐるになりながら、何を得ようと思っているか。そうしたら何が起こることを望んでいるのだろうか?二番目のコラムにはこう書きこみます。これがほとんどの人、いや全ての人が言うことですが、「私が怒ったり、むかついたりしているのを知ったら、たぶん脱いだ服を拾い上げるだろう。」つまり、その人を、不幸を使って動機づけようとしているのです。
三番目は、効果的で愛のある方法は何か。です。私なら、最初にこうするでしょう。「裁かない」。なぜかというと、誰かを動機づけするために私が怒ったとしても、何にもならないことがわかっているから。そして、こう考えるでしょう。「たぶん彼は急いでいた、時間がなかった、私のように、それを優先付けていない。」それは絶対そうです。私が思っているほど重要視していないわけです。彼は何かほかのことを管理しようとしていた、内的なことを整理しようとしていたかもしれない。それで、私は彼を愛するという位置に置いて、彼のところへ行き、「あなた、その脱いだ服を拾ってくれたら、すごく感謝するんだけど。それでどうかしら?大丈夫?」・・・というのも一つでしょう。あるいは、それを使って、すごく楽しいことをすることもできます。
ある日、ブリンと一緒に座って話しながら、このものすごいアイデアを思いつきました。こういうのを作っちゃうかもしれません。寝室に、バスケットボールの輪っかを取りつけます。その輪っかからは、袋がついていて、洗濯物をそこに投げ入れるようにする。あなたのパートナーがその中に洗濯物を投げ入れるのにどれだけ興奮するか!考えてみてください。ゲームです!「またあいつがあんなことをいう」・・・ではなく、「あの中に服を入れたくて待ちきれない!」になります。(笑)だから、アイデアは、自分で楽しみましょうということ。そして、裁かなければ、どれだけでも、いかなるアイデアでも思いつきます。いつもは、ただいやになって、怒って、次々に不快になります。悲しくなります。でもそれでも同じことを何度も繰り返しています。効果のないことを何度もやっているわけです。
どうなるかというと、あなたがこのリストを作るに従って、不快な裁きを用いて自分が欲しいものを手に入れるときのパターンを知るようになります。そして、「私はこうやってパートナーを動かそうとしているのか」と知るようになります。それでもこれを続けたいだろうか?ひとつだけわかっていることがあります。とても重要です。「効き目がなかった」ということ。気持ちもよくない。効果もない。それじゃあ違う方法を試すまでに他にどんな証拠が必要でしょう?また、こういうことをこれまでやり続けたことに対して罪悪感をもつこともありません。「そうね。これまではそうだったけど、これが本当に不要だった。人間関係にも夫婦関係にも欲しいものが手に入らない、使えない、もう効かないことがはっきりとわかったから違うようにしましょう。」と考えましょう。
2. それでは、最初にお話しした二つ目の教えられなかったこと。パートナーが私を愛で満たしてくれるのを待つのではなく、自分で自分を満たしましょう。自分に満足しましょう。よい気持ちでいましょう。
では、今すぐできることをご紹介します。あなたがパートナーに何かしてほしいと思うことがある、言ってほしい、やってほしい、やらないでほしい、覚えてほしい、なんでも、そういうことがある度に、一度立ち止まってみて、目をつぶり、こういいます。I am not giving this to myself. (私は自分にあげようとしていない)。
パワフルです。私たちは、他の人に依存して私に何かを満たしてほしいと思っていることがわかります。だから、自分にこれを上げようと思っていない。誰かに依存すると、自分のコントロールできないところになってしまいます。その人がやってくれないと、自分ではできないよ!ということになります。たとえば、「私に感謝してほしいわ」というとき。「私は?私に感謝している?」自分に「私は本当に大丈夫。やれる。私がこうであることに感謝する」という感謝を送っているか。聞いてみましょう。「なぜ、自分にできることを誰かにやらせたいと要求しているのか。」そのとき、あなたは自分に与えることを忘れている。自分に感謝していなかったら、自分への感謝を始めましょう。パートナーに、私が完ぺきであると感じさせてほしいと思う自分。パートナーにそう依存するのが強ければ強いほど意味がありません。何度パートナーがあなたに「すごい」と言ったとしても、十分だと感じないのです。「すごい」という気持ちを自分があげなかったら、決して満たされないのです。あなた自身が、自分が本当にすごい人だ、いい人だという確信やそのビリーフを支えるものをもたなければ、満たされないのです。自分にメッセージを送り始めましょう。自分が大丈夫だと、すごいという根拠を。自分は本当にダメ。ドジ。またやっちゃった。また負けた・・・こういうことを、あるときは一日中思ったりするでしょう。自分には要求を続け、他の人に満たしてほしいと思ってきた。そしてこれからは、自分で自分を満たす。
そう。私もいつもやっていたことがありました。何年も。パートナーや、誰との関係の中でも、いつも強くこう感じていたのです。「本当に、自分に対して、違うように考えられるようになりたい。どうすれば、自分が気持ちよく、大丈夫だと思えるのか。どうしたらもっと幸福感が持てるのか、どうしたら、もっと自分を愛せるのだろうか。」それで、自分が難しい状況にいるとき、「ちょっと待ってください。ほんの少しトイレに行ってきます」と言って、その場を立ち去るのです。だれも止められないでしょう。そして、状況をなるべく落ち着いて判断する時間を持とうとするのです。「あの人はああいうことを言ってたけど、どういうことかしら。私はどうしようとするのかしら。意地悪をしようとしているか、私自身を裁こうとしているのか、彼に何をしてほしいと、そして、私に上げようとしていないのは何?」いくつか質問してもっと良い考えを持つことができないか考えてみる。こういう考えを始めたときでも、ある感じ方を何年もやってきたので、すぐそのように感じてしまう、前にいた所に引き戻されそうになる、前のやり方でやってしまう。だから、とにかく、ゆっくり時間をかけて、トイレに行ったりどこでも好きなところに行ったりして、もう一度焦点を合わせて、もう一度枠組みを作り直して、もう一度自分の位置を確かめてみる。しばらくは、私はそうしました。人々はよっぽど私に問題があると思ったかもしれません。たびたびトイレに行ったので。でも、枠を作り直すのに役立ちました。
3. 望みに至るのに、愛と幸福をもって行く。ということ。これまでのパターンではやり方はちがったかもしれないけど、これからは新しい方法にしましょう。最初にやることは、Let go of the need to get it. (得るための必要を捨てましょう)少し前にお話ししましたが。幸せのためには、それを手に入れる必要がある。つまり、何かがまず成就しなければ幸せにならない。幸せになるには、それが必要。この信条を捨てましょう。ここでは、何かをwantすることと needすることの違いをお話しします。Wantは、ほしがる needは必要とする。その間には大きな違いがあります。私が何かを必要とするとき、・・・。ここでは、want とneed を違うものとしてとらえ、自分の位置を知る助けとします。ニードの場合、ある設定を作っている。その中では自分はある種の約束をする。もしこれが手に入れられなかったら、私は不幸・不快だ、と決める。物事が始まる前から不幸になると脳内ですでに決めている。「もちろんそうならなかったら不幸よ。もちろんよ」そう思うのであれば、ニード圏内です。あるいは、もう一つの約束があります。「それが手に入るまでは幸福にはなれないのよ」それで、幸福を出さずにひっこめておいて、望みが手に入るまで出さない。つまり、幸せになるためにはそれが起こるのが「必要」なわけです。
Want 圏内にいるときは、我々はあらゆる力と情熱をもって欲しがることができる。自分の持てるものをつぎ込んでそれを得ようとする。だが、設定が違う。「たとえそれが起きなくても、私は大丈夫。私は幸福。」これは本当に大事なことでした。私たちのことを知らない人々のために、言いますと、私たちの息子が自閉症だったとき、私たち夫婦は彼を育てて発達を助けました。そのとき、この概念は、息子にかかわるとき、最も大事なものでした。子供はこの困難を背負っている。他の誰もが「もちろんこの子が変わって発達して話をして治る必要がある」という考えをサポートした。そのとき私たちのwantingは本当にパワフルに働いたのです。「私はこの子が育ってくれるのを全身全霊で望んでいる。そして、この子がこれ以上何の変化もないとしても、私は幸福だ。大丈夫だ。それでも彼を愛する。自分の幸せが奪われたと思わない。罪悪感を持たない。素晴らしい贈り物をもらったと思う。」そう思いました。そう考えることが人生の中であなたを強くするのです。起こることを望み、幸せになるために何かを必要としない。その望みに至る途上でも幸福である。
それでは一つ考えてください。まだ手に入れていないもので、パートナーから得たいもの、起こってほしい事はなんですか?そんなに長い時間かからずに思いつくでしょう。考えてください。
それでは、聞きます。もし、それが手に入らないとしたらどう思いますか?絶対手に入らないとしたら、どう感じますか?その答えが、「悪い」とか「よく思わない」としたら、あなたはニーディング圏内にいます。その状態でパートナーに行ったら、大きな問題です。なぜなら、あなたは、プッシュして、裁いて、どうしてくれないの。そういう思いがパートナーに向かって発射されて、それは攻撃と受け止められるのです。そして、そうされたパートナーは、必死に食い止めて、「あっちへ行って!」というでしょう。あなたの望みの物をくれるどころか。「このプレッシャーをなくしたい。もうプッシュしないでほしい。」と思うでしょう。あなただったら、どう思いますか?誰かがあなたをプッシュする。自分はすでにあげたと思っているのに、もっとくれ、という。ただ、「いやよ!」と言いたいでしょう。だから、それを手に入れなかったら「だめだ。気分が悪い」という状態なら、まだそのものを望む準備がないということです。「それを手に入れようが入れまいが、気分よくいる。」と決意すること。望みたいだけ望み続ける。でも、それが手に入らないときでも気分よくいられる。と。
もう一つ聞きます。過去に、「ニード圏内」にいながら、その方法で実際何かを手に入れることができた、という場合、それは、パートナーを動機づけたのでしょうか?望みの物を得て、パートナーとのつながりを強くしたのでしょうか?それとも欲しいものすべてを傷つけたり害されたりしたのでしょうか?それで、自分自身に聞いてみて、もし自分がニード圏内なら、自分にさらに聞いてみて下さい。「なぜ自分はまだニード圏内なのだろうか。なぜ手に入れられなければ気分が悪いと思っているのだろうか。」自分に対する幸福感を保留にして、パートナーから手に入れたら幸福を持とうとしているのか。
不幸になることによって獲得するものは何かを発見する必要があります。ここであるカップルの話をします。夫は一日中働いて帰宅します。家に一歩足を踏み入れた瞬間、妻が言います。「帰ってくれてよかった!一日中子供たちの面倒みてすごく疲れたの。これを出してくれない、あれをやって、これをやって。」と、彼に次々とモノを頼みます。彼が怒りだし、彼女は反撃し、私も大変だった。オレも大変だった。のやりとりです。何年も。彼らがカップルのコースに来て、静かに座って話したとき、そのコースの中の「幸せな交渉」という時間がありますので、そこで話し合いました。その交渉で、双方が望みの物を得てみようというときです。彼らはそのあと、人生が全く違うものになりました。そのときの同意点はこうです。彼は帰宅したら15分から20分、自分の時間をもつことができる。着替えたり、テレビを見たり、スポーツ欄をチェックしたり、いろいろ自由にやって、いったん緊張をとく。そして、その後、妻に行って、「なにを手伝えばいい?」と聞く。それは、彼らのやりとりの仕方を完全に変化させました。怒ってけんかしてやりあっているだけでは何も生まれないのです。それから、どうやって愛と幸福をもって交渉しようか、というやりとりが始まりました。とても幸せな夫婦に変わったのです。
よく目にするのは、女性は自分の望みをかなえようと行動しないことがあります。パートナーのリアクションを恐れて、過去にあったリアクションがあって、もう頼めなくなった。それで時間がすぎて、自分の欲しいものを下へ追いやって、つぶして積み上げてきた。それで、犠牲者のように感じている。そして、それが爆発するときがある。一度に出てしまう。そして戦いがおきる。それで、女性にお願いしたいのは、強くあり、そして、同時に愛することを忘れないで、ということです。本当に私のセミナーである「エクセプショナル・ウーマン」に参加してください。女性にとってとてもパワフルな週になります。いかにして強くあるかを学びます。女性同士は互いに支えあいます。そして、いかに、自分を、リストの一番上に置くか、自己中心で、家族のことをやらない、ではなく、一番上につけることで、家族全員に利益が及びます。自分の気持ち一つでパートナーとのやりとりが変わります。夫婦でカップルのコースに参加できなければ、一人でも女性のコースに来てください。そして、自分自身の内面で自分に満足し、心地よくなり、楽で、寛容で、思いやりがあるようになる。そして、自分が完ぺきでないと裁かなくなる。
それでは第四のものに行きます。
4. どのようにして完全な責任をもつか。自分の感情と行動に完全な責任をもつ。これまではほかの人のせいで怒ったり喜んだりした。しかし、私たちの力の位置はすべて我々の手にあるのです。だからといって、自分を責めろというのではありません。自分に力を取り戻すのです。あなたがパートナーを指さす時、指先をちょっとまげて自分を向けてください。思いだすのです。あなたが自分を変える力をもっているのです。私は何をしてどんな感じをもっているのか。それはなぜか。
責任を持つことに関して主にやることは、パートナーがやっていること、やっていないことから焦点をはずして、すべての焦点を自分に向けます。私はこの感情に関して何をしようとしているのか。と考えます。なぜなら、自分のことをなんとかできるのは、自分だけだからです。それで、これまでお話しした四つの分野に注意を集中してみてください。保証します。すぐにでも、パートナーとの間のダイナミックスを変えます。
つまり、わかりやすく言うと、あなたのパートナーは現在、何も変える必要がないのです。なぜなら、あなたは、自分のことは十分面倒をみられる、管理できるから。自分の気持ちに集中しましょう。そして、違うように感じられるようになれば、周りを見てみましょう。何かが変わっているか。パートナーがやろうがやるまいが、関係ありません。今は自分に神経を集中します。
それでは、質問を受けてお答えするようにしましょう。(質疑応答へつづく)
パート2の終わり