12/06/2009

相手の世界で遊ぶ

アスペルガーへの対応

ウィリアム・ホーガンの講義1-5:

それでは、関心を引き延ばすということについてですが、子供に築いてほしいクオリティとして、他の人の活動を楽しむことができる、というものがあります。これが第三の方策です。なぜなら、人間関係を小さく分けると、二つの主要な分野があります。自発的、創造的、インタラクティブに誰かを自分の世界に入れることを学ぶことと、そして、誰か他の人の活動に入っていくとき、どうやって入っていくのか。その人たちが遊びたい遊びで、どうやって自分も遊べるか、ということです。私は私の好きなように私の遊びをするが、仲間同士の関係は、相互関係であり、授受作用です。そこで、誰か他の人の活動に入って遊ぶことも重要です。

またここでもタイミングを探します。ゲームや活動を紹介するタイミングを探します。たとえば、プレイルームに入っていくときに「面白いゲームを持ってきたよ!」と紹介する。あるいは、何かの活動が終わったところで「さあ、次なにしようかな」という場面がある。そのときに「面白いゲームがあるよ!」と嬉しそうに興奮して紹介する。そのためには、入っていくときにもう準備をしておくとよいです。やりたいゲームや活動をあらかじめ決めておき、そのための準備物や導入段階を踏むのです。

ジェイドがこの段階に来た時やったことがあります。私たちの活動に彼女が入って来てほしいと望んでいたときです。彼女はレゴが好きでした。それで、ある、3ドルのレゴの車を買いました。小さなトラクターです。これをまず分解して、小さな丸いプラスチックの卵に少しずつのレゴを入れました。そのそれぞれにテープを貼り、紙袋に入れて持ち込みました。ジェードがそれを見つけて、「それは何?」と聞きました。そして、「おもちゃだよ!!おもちゃだよ!!これでゲームをして遊ぶよ!!」と言いました。「遊びたい?」と言って、卵を出して並べて、「これだよ~。やる?」と聞くと、「やるやる~」とジェードがいいました。「じゃあね、準備するから、壁の方向いてね」と言って、40ぐらいまでいっしょに数えます。そして、その間に卵を天井にくっつけます。そして、ジェードが振り向くと、レゴが見えました。

彼女は「わぁ~」と喜びました。「これからゲームをするよ。卵に少しずつレゴが入っていて、全部をつなげると、この写真のような車ができるんだよ!」これを二人がチームになって完成させるよ。でも、あることをやらなくちゃならないんだ。まず、「最初は、抱っこで取る!」それで、ジェードを抱っこして卵をとらせて、中からレゴを取り出しました。彼女はすごく楽しんでいました。レゴが大好きだったからです。そして、このゲームをして一時間ほど遊んだのです。それぞれの色の卵を取るには、それぞれの動きでとらなければならないのです。その間、ずっと二人でやりとりをつづけ、違った方法を相談したり、ジェードも、こうやったらどう?と提案して、私は、それはちょっと難しいね、と答えたり、交渉が行われました。最高の時でした。彼女は見てくれて、話してくれて、柔軟で、自発的でした。そういうゲームを私はジェードの時持ち込んだのですが、あなたも同じようにできます。ゲームや活動を持ち込んでみてください。

「いやだ」というかもしれません。ジェードも、「イヤヨ」とよく言ったものです。そうしたら、「いいよ~」としまっておいてください。「外へ出しておいて」と言われたらそうするのです。外へ出して、気が向いたときにまた持ち込むのです。コントロールするのは彼女です。コントロールをさせてあげることは不可欠です。子供はコントロールしたいということをご存じだと思います。自分の良いようにしたいし、いつも同じようにしたいし、予測可能でありたいのです。したがって、子供が「いや」と言ったら、「わかりました!」と言って言うとおりにしてください。子供は100回「いや」というかもしれない。それでも、「オーケー」と言いましょう。100回のオーケーを聞きたいのかもしれません。なぜなら、彼らは何度も何度も要求します。「私のやりたいようにやって」「私がやりたいようにやって」と。それで、彼らにメッセージを送るのです。世界は予測可能で、私も予測可能で、私もコントロール可能だと。

一つここでも強調したいのは、スタートアップでも言うのですが、プレールームやフォーカスルームと言った環境が必要です。子供と遊ぶ時間をしっかりと持つのです。お手紙を読むと、「最初に入るときに抵抗しましたが、今は大好きになりました」、ということが多いです。また、セミナーに来られていない方は、家の中に静かなスペースを作ってください。じゃまされない30分をつくり、ここでお話しした事を少しでも試してみて下さい。一日30分、家の中の静かな場所で、というのが理想です。なにか変化があるはずです。

質疑応答へ続く
End of Part 1